ランニング全般

50代でランニングを始める注意点と老後まで続ける秘訣【一生涯の趣味に】

50代といえば子育てや仕事も落ち着き、新たに趣味をやってみたいと感じる人も多いことでしょう。趣味の中でもランニングは気軽に始められ、健康にも良く非常におすすめです。

でも、「もう若くないし足を痛めてしまうのではないか」「長年走っていないし、今さら走れるか不安」と感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし、ランニングを始めるのに遅すぎるなんてことはありません。70代の方でもフルマラソンを完走される方はたくさんいますし、50代でランニングを趣味にしている人は珍しくありません。

この記事では50代の方がランニングを始める際の注意点と、老後まで続ける秘訣を紹介します。

50代にとってランニングがオススメな理由

まだまだ活力溢れる50代、そんな50代の方がランニングをすることで様々なメリットがあります。

シンプルでスキルが必要ない

50代はまだまだ元気と言っても、新しいスキルを取得するのは億劫という人も多いと思います。他のスポーツではスキルを習得する必要があるため、スポーツを始めるハードルが高く感じてしまう人もいるでしょう。

でもランニングは走るというシンプルな動きの繰り返しなので、難しいスキルは不要です。どれだけ運動が苦手でも、誰でも始めることが出来ます。

シンプルイズベスト。難しいことは考えず、気軽に始めてみましょう。

仲間が出来る

ランニングは孤独なスポーツと感じている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。間口が広く、誰でも始められるため友人や家族と一緒にランニングを行うことも出来ます。

仕事を辞めると、孤独になってしまう人も多いと聞きます。定年間近の50代、ランニングを通して仲間を作り、人と交流する機会を作ってみましょう。

お金がそこまでかからない

仕事を辞めて年金生活に入ると、趣味へお金はあまりかけられない人もいるのではないでしょうか。

そんな心配をしている方にもランニングがオススメです。最低限ランニングシューズだけがあれば始めることが出来ます。

しかし、県外のマラソン大会に出るとなると、交通費や宿泊費もかかります。ただ、近所や近くの公園を走るだけならそれほどお金はかからないので、お財布とも相談しながら老後も続けやすい趣味でしょう。

健康にいい効果が多い

50代となれば健康が気になってくる人もいるでしょう。健康診断で運動を勧められた人もいるかもしれません。

ランニングは健康にも良く、以下のような効果があります。

  • 脂肪燃焼効果(メタボリックシンドロームの予防)
  • 生活習慣病の予防
  • 高血圧改善
  • コレステロール改善
  • 骨粗しょう症予防
  • 脳の活性化(認知症予防)

気軽に始められて、このような効果があるスポーツはなかなかありません。健康を目指してランニングを始めてみましょう。

50代がランニングを始める注意点

たくさんメリットのあるランニングですが、注意点もあります。50代の方に特に注意して欲しいことを解説していきます。

ランニングシューズ選び

まずランニングを始めようと思うとランニングシューズを購入する必要があります。普通のスニーカーなどで走ると、怪我のリスクが高いのでおすすめしません。

ランニングシューズはたくさんあり、どれを選んでいいかわからないと感じるかもしれません。初心者の方は以下のことに注意して選んでみてください。

  • クッション性があるもの
  • サポート力があるもの
  • 軽すぎないもの
  • 実際に履いてみて、足に合っているもの

実際に走ってみないと感触がわからない部分もあるのですが、これらの点を注意しましょう。

走力アップを過度に目指さない

「せっかくランニングを始めるのだから早くなりたい」と感じるとは思いますが、焦りは厳禁です。特に50代の方は過度にスピードを求めることはおすすめしません。

筋力や関節の柔軟性は低下していますし、疲労の回復も若い頃に比べて時間がかかります。疲労が残ったまま、練習をすると怪我のリスクが上がります。

スピードを求めるより、まずは走れる距離や時間を伸ばすのがオススメです。ゆっくりでも長く走れるようになれば、景色を楽しみながら走ったり、四季を感じて走ることも出来ますよ。

体のケアをしっかりと行う

50代は若い世代に比べて、ランニングによって怪我をしてしまうリスクが高いので、体のケアもしっかりと行う必要があります。

走る前のウォーミングアップ、走り終わった後のストレッチ、浴槽にしっかり入る、質の良い睡眠など、体のケアを怠らないようにしましょう。

また、硬いアスファルトではなく、土や芝生の公園などを走ることでも怪我の予防に繋がります。

調子に合わせて走る量を調整する

走るのが習慣になると、走らないと気持ちが悪いと感じる時期が来ます。

少し体調が悪くても、足が痛くても走ってしまうランナーをよく見かけます。

調子が悪い時は無理をしてもいいことがありません。走りたい気持ちはわかりますが、走りたい気持ちを抑えて、休むか走る量を減らしましょう。

自分は健康だと過信しない

ランニングをしている人に多いのが「自分は走っているから健康に違いない」と自分の健康を過信してしまう人が結構います。

同年代の人よりも健康だと自信があるのはいいのですが、暴飲暴食をしたり、健康診断をおろそかにしないようにしましょう。

モチベーションを保つ

老後の趣味にするぞと意気込んだはいいものの、モチベーションが下がってなかなか続けられないとなれば本末転倒です。ランニングは単純な動作が故に、モチベーションを保つのが難しいスポーツでもあります。

ランニング仲間を作る、目標を作る、いつもとは違う道を走ってみるなど、様々な新しい刺激を入れながら走ってみましょう。モチベーションを保つには以下の記事も参考にしてみてください。

ランニングが続かない人必見!ランニングを習慣化する方法を解説ランニングが続かない人に向けて、ランニングを習慣化する方法を解説...

まとめ

ランニングを始めるのに50代でも全然遅くはないです。諦めるにはまだまだ早過ぎるので、ランニングに興味があればぜひ始めてみてください。

ただ、本当に無理は禁物です。

運動に慣れていなければ、500m走っただけでも息が切れるかもしれません。まずはウォーキングからでもいいので、外に出て動いてみましょう。

徐々に走れるようになって、走るのが楽しくなるはずです。