朝ラン・通勤ラン

朝ランがストレス発散に最適な5つの理由!注意点も解説

体を動かすことがストレス発散に効果的だという話はよく耳にします。その中でも、私が特におすすめしたいのが「朝ラン(朝のランニング)」です。

たしかに、「朝起きるのがつらい」「日中に眠くなってしまう」といったネガティブな声もあるかもしれません。

しかし、実際に朝ランを習慣にしてみると、そうしたデメリットを大きく上回るほどのメリットに気付きます。

この記事では10年以上朝ランを続けている筆者が、朝ランがストレス発散に最適な理由を5つの視点から紹介します。

朝ランがストレス発散に最適な理由とは?

では早速、朝ランがストレス発散に最適な理由を紹介していきます。

1人の時間が作れる

人の悩みの大半は人間関係と言われています。仕事でも人間関係で悩むことはありますし、プライベートでもSNSの影響などで気づかないうちに心がすり減っていることもあるかもしれません。

そんな時に大切なのが「誰にも邪魔されない時間を作ること」です。

1人の時間を作れば、様々な感情を整理したり、思考をリセットしたりすることができます。

四季を感じながら風景を眺めたり、何も考えない時間を作ったりすることで、スマホで疲れたSNS疲れを解消することもできるでしょう。

現在社会において「1人の時間を作る」ことは意外に難しいものです。朝ランを通して1人になり、ストレスから解放される時間を作ることができます。

朝日を浴びて生活リズムが整う

ストレスがたまりやすい人の多くに共通するのが、「生活リズムの乱れ」です。夜遅くまでスマホを見て寝不足になり、朝はギリギリまで寝て…。そんな悪循環を繰り返していると、心と体のバランスが崩れやすくなり、ストレスへの耐性が下がってしまいます。

人の体内時計は、光の刺激によってリセットされる仕組みになっています。「朝日」を浴びることで体内時計をリセットし、生活リズムが整うのです。

また、早寝早起きになるのも朝ランを習慣にするメリットです。

朝ランを習慣化すれば、「朝走るために少し早く寝よう」と意識するようになり、夜のダラダラ時間が減るでしょう。また、早起きして運動すれば夜もぐっすり眠れるようになります。

早く起きて朝日を浴びる。夜もぐっすり眠れる。そんな習慣が自然と身に付くのが朝ランです。

結果として、心身のリズムが整いストレスに強い状態を保てるようになるのです。

小さな達成感が得られる

ストレスの原因のひとつに、「自分に自信が持てない」「何をやっても上手くいかない気がする」といった自信の低下があります。そんなときこそ、朝ランが効果を発揮します。

たとえ5分でも10分でも、「朝早く起きて身体を動かした」という事実は、自分の中で確実な成功体験となります。まずは短時間でかまいませんし、周囲と比べる必要はありません。

「自分で決めたことを実行する」ことを繰り返し、達成感を得ることが重要です。

さらに、朝ランを続けていけば、徐々に走れる距離が伸びたり、タイムが縮まったりと、自分の成長を目に見える形で実感できるようになります。

この「成長を実感できる」というのは、ランニングならではの魅力の一つ。日々の生活で感じにくい充実感や達成感を補ってくれます。

この積み重ねが、「自分って意外とやれるかも」という自信や前向きな気持ちにつながっていきます。

セロトニンが分泌されて気分が上向く

ストレスを和らげるうえで欠かせないのが、「セロトニン」という脳内物質。これは“幸せホルモン”とも呼ばれ、心の安定や安心感、集中力の向上などに深く関わっています。

このセロトニンは、朝日を浴びながら一定のリズムで身体を動かすことによって、効率よく分泌されるとされています。まさに、朝のランニングはその理想的な条件を満たしているのです。

しかもこの効果は、走っている最中だけにとどまらず、ランニング後の数時間にもわたって続くことが分かっています。研究によって持続時間の見解は様々ですが、12時間にわたり効果があると言う研究者もいます。

朝に走ることで、その日一日をポジティブな気分で過ごしやすくなるというわけです。

気分が落ち込みがちな人や、日中に不安やイライラを感じやすい人にとって、朝ランは特効薬になり得るのです。

朝ランとセロトニンの効果
  • 幸せホルモンと呼ばれ、心の安定に役立つ
  • 朝日を浴びながら、リズム運動を行う朝ランは効率よくセロトニンが分泌される
  • セロトニンは朝分泌されれば、数時間にわたって効果を発揮する

自律神経が整い、気持ちが落ち着く一日になる

自律神経とは、私たちの意思とは無関係に働く「体内の調整役」です。活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経の2つがあり、この切り替えがスムーズにいくことで、心も体も健やかに保たれます。

しかし、ストレスが続いたり、生活リズムが乱れたりすると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。そうなると、ちょっとしたことでイライラしたり、やる気が出なかったり、気分が沈んだりしてしまいます。

朝は眠っている体を起こすタイミング。体内のリズム的に副交感神経から交感神経に切り替わる時間帯です。

このときに身体を動かすと、交感神経へのスイッチが自然と入りやすくなり、その日一日のリズムが整いやすくなります。

実際に朝ランを始めると、「気分が落ち着いて朝から前向きに動けた」「以前よりイライラしにくくなった」と感じる人は多いですし、私もその1人です。

朝ランは乱れた自律神経をリセットすることができ、一日を気分よく過ごすことができます。

ストレス発散に朝ランをする時の注意点

朝ランがストレス発散に最適な理由を解説してきました。

続いて朝ランをする際の注意点を解説していきます。

億劫でもまず少しでも走ってみる

何か新しいことをするには始めるのが一番のハードルです。億劫な気持ちはわかりますが、一度走ってしまえば朝ランの魅力を感じることが出来るはずです。

数分でも走ってみましょう。走り終わった後はストレスが発散されたのがわかりますよ。

どうしても朝起きれない人は以下の記事を参考にしてみてください。

無理はしない

ストレス発散のために行う朝ランですが、無理をしてしまうと逆効果になります。

一気に長時間走ったりスピードを上げるのではなく、徐々に走る頻度や距離は伸ばしていけばいいんです。

足が痛い日は休むことも必要ですし、天気が悪い日は無理して走る必要はありません。ただ、足の痛みはランニングシューズのせいかもしれません。

ランニングシューズの選び方については以下の記事を参考にしてください。

気持ちよく走り継続する

速くなることを目的としていないなら気持ちよく走りましょう。外の景色を眺めながら四季を感じて走るのがお勧めです。

また、継続することで走ることが苦にならなくなってきます。毎日の習慣にすることで、走ることに抵抗がなくなります。

継続したい人は以下の記事も参考にしてください。

ストレス発散のために朝ランを始めよう

ストレス発散に朝ランが最適な理由

  • 1人の時間が作れる
  • 朝日を浴びて生活リズムが整う
  • 小さな達成感が得られる
  • セロトニンが分泌されて気分が上向く
  • 自律神経が整い、気持ちが落ち着く一日になる

これら5つの理由を解説しました。

ストレス社会と言われている現代、様々なストレス発散方法がありますが朝ランは試す価値が十分にあります。

ぜひ一度早起きして走ってみましょう。ストレス発散以外にも朝ランにはメリットがたくさんあります。以下の記事も参考にしてみてください。